姫と王子の日常
『さきにゃん、
浮気しないよね?』
…え?
あの、なんか
ちょー見つめられてるんだけど…
『どうだろ…ねぇ?』
ほんとは、
浮気なんかしないけど
そんな正直なこと言えないし…
あたしが曖昧な返事をしたら、
あきらはスクッと立ち上がると
教卓の前にいく。
…………なにすんだ、あの子。
そして大きく息をはいたとおもったら……
『さきにゃんは僕のだからっ!!!
絶対絶対絶ーっ対
みんなとっちゃやだよ!!!
で、
さきにゃんが浮気しそうだったら
みんな止めてね!!』