ふたりの総長〜恋を知る〜
「じゃ、気を付けて行ってくるよ。」


「うん。」


要さんは石山君の元へ行った。



「ねぇ、凜夏ちゃん。明日、卒業式終わった後何か予定ある?」


さくらさんはくるっと体の向きを変え、あたしに問いかけた。



「いえ。特には。」



「夜、凜と慎とごはん食べに行く約束とかは?」



「してないです。」



「本当!?じゃあ、家で卒業祝いしない?」


さくらさんはあたしの手を握り目を輝かせた。



「え・・・でも・・・邪魔じゃないですか?」



「何言ってんの!邪魔じゃないわよ!やるってことでいいわね?」



「・・・はい。」



「じゃあ要に話してくるわ。」



そう言ってさくらさんは部屋を出て行った。
なんか最後は強引に決められたような気がするけど・・・









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