ふたりの総長〜恋を知る〜
そんなことがあったなんてな・・・



けど、



「俺は正気の剛士を迎えに来たんだ。薬中毒だった頃の剛士なんて忘れたな。お前らの都合なんか関係ねぇ。俺たちの仲間を返して貰おうか?」



俺は挑発するように口角を上げた。




「チッ・・・やれ!!」



それを合図に一斉に男たちが殴りかかってきた。
素手の者もいれば、武器を持っている者もいる。


俺はそいつらの攻撃をかわしながら、1人1人確実に倒していった。



あともう少しだと思った時、偉い奴は不敵に笑い右手を挙げた。



その行動を不信に思った頃には、もう遅かった。




ドンッ━━━━




「うっ・・・」



鋭い痛みが右腕を襲い、俺はその場に崩れ落ちた。





< 78 / 171 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop