幸せの向こうに
その日の夜、翔太と待ち合わせして
clubに行った。
すると、笑顔の翔太がいた
「よぉ里菜。久しぶり」
「翔太!!久しぶりっていっても3週間くらいだよ?」
「前は3日に一回は絶対に会ってたんだぜ?」
たしかに、ほぼ毎日会っていたから変なカンジ。
そして私達はclubでずっと話しをしていた。
夜の10時30分くらい
プルルルル。プルルルル。
翔太と話していると突然、直也から電話が来た。
「もしもし?」
『よぉ。今、何してるの?』
「え・・・?友達と話してるの。」
『里菜の方、すげーウルサイんだけど。』
「あー。音楽かかってるからかな?」
「里菜、大丈夫?」
翔太が心配して、声をかけてくれた。
「ありがと。大丈夫だよ。翔太、他の所行ってていいよ。」
『翔太って誰だよ。』
携帯から冷たい声が聞こえた。
今の会話が直也に聞こえていたと気付き、全身が凍った気がした。
「ただの友達!」
沈黙の後、いつもとは全く違う「男」の声が聞こえた
『約束!破ったな!俺は信じてたのに!最低だな。』