大人的恋愛事情
柔らかい懐かしい圭の髪がお腹に触れ、唇で舌で与えられる快楽に抵抗もせずに身体を揺らす。
いったい私はどうしたいのか、なにをしているのか。
見えてくるその時に、身体が微かに震えだす。
「ああぁ……もう……」
「待てよ」
待てと言うわりに、煽り続ける圭の要望を聞き入れようとするのか、それともこの行為に感じる事への抵抗なのか、なんとかその時を先へと伸ばそうとするのに。
「け……いっ……」
「早えな、まだイクな」
アッサリそんなことを言われても、限界に近づく熱を止めることは難しく。