大人的恋愛事情
 
熱い手が俺の肌を滑り、誘うようにバスローブを退けられて、首筋から降りてくる舌がキスに代わり胸に落ちる。



繰り返されるキスに、呼吸と心拍数が乱れ始めるのは繭ではなく俺。



どう考えてもこんなつもりではなかったし、イメージともまったく違う。



酔っているからなのか、いつもこうして男を誘うのか……。



俺の手を取り、それを背中に回すようにしながら、耳元で囁く声は甘い刺激になり俺の脳の快感を刺激する。



「外して……」



下着のホックに手を掛け、言われる通りそれを外し、下着を取ると白く綺麗な胸が俺の上で揺れた。



いよいよ限界になり、体勢を変えようと起き上がると、それを許さない女がまたキスを仕掛けてくる。



下着がなくなった事により密着する肌。
< 563 / 630 >

この作品をシェア

pagetop