大人的恋愛事情
同時に受け入れているそこの収縮の度合いが増し、自分を追い詰める結果になるらしい言葉は、言わないほうが良いらしいことに気付く。
俺が起き上がったことにより、自由に動けなくなった繭の腰の揺れが止まる。
快楽を得られなくなった為か、代わりにキスをねだられ、それに答えると、抱き締める熱い肌より、数倍も熱い体内が俺の欲望を追い詰めてきて。
なにをしても、どうしても限界をやり過ごす事が出来ずに、熱い身体を抱きしめたまま体勢を変えベッドに沈めた。
「あぁぁ……待ってっ……」
「待てねえよっ」
もう限界はすぐそこ。
待っている暇もなく、欲望のままに動きながら、初めてそこに触れると格段に上がったらしい繭の感度が俺にも伝わって来る。
「やぁっ……んっっあぁ」
無意識に揺れる腰も、シーツに広がる髪も、快楽に溺れる表情も、すべてが初めて見るはずなのに、どこまでも愛しく思えて……。