恋ってよんでもいいですか?
この時、すでに俺は彼女のことを好きになっていたんだと思う。


償いなんかじゃなくて。


純粋に彼女のことを好きになっていたんだと思う。


俺のベッドで眠る彼女を見ながら



可愛いと、愛しいと思った。



朝、目覚めた彼女をマンションまで送った。


遠くなる後ろ姿を見送りながら、また会いたいと思わずにはいられない衝動にかられた。




躊躇したのは一瞬


春樹とさくらの顔が浮かんだ。


でも次の瞬間には彼女の顔、


わこちゃんの泣いてるみたいな笑顔でいっぱいになった。

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