恋ってよんでもいいですか?
掴まれた手首を遠慮がちに引き、視線を下に逸らし床にペタンと座るとともに隼人くんの頬から私の掌が離れた。



なのに隼人くんは私の手首を強い力でまた引き寄せた。



「なんで…泣いてる?」


え?



「なにが辛い?なにが悲しい?なにが苦しい?」




身体を起こして私を上から見下ろす隼人くん。




眉を寄せて悲しそうに切なそうに私を見つめる。


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