恋ってよんでもいいですか?
―――


うっすらと明るくなる部屋



隼人くんの腕の中で私は目を覚ました。


隼人くんの腕が3年前と同じ位置で同じように私の身体に回されている。



首筋に微かに感じる息使いが



背中に感じる規則正しい鼓動が


隼人くんの全てから伝わってくる温もりが


夢じゃない、って


現実なんだ、って


私に教えてくれる。

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