恋ってよんでもいいですか?
びっくりして後から抱かれていた身体を翻し隼人くんの胸と向き合った。


「偶然かと思った」


「ははっ、ずいぶん待ったよ。


アイツが結婚するのがわこちゃんの友達って聞いて。麗ちゃん、だったよな?


やっとわこちゃんに会える、って思った。


ずっと、昨日を心待ちにしてた。


多分新郎新婦以上だったと思うよ。


なのに、仕事終わんなくて、やっと駆けつけて、


やっと見つけたと思ったらわこちゃんは初めて会った時みたく俺なんか全然見てなくてさ、酔っぱらってて」



「そんな!恥ずかしいよ。早く声かけてくれればよかったのに」


「ん。声かけられなかった。また辛い顔させるかもって怖かったのもあるし。


わこちゃん、綺麗になってるし」


「そんなこと。。。。」


隼人くんがグッと私の身体を引き寄せる。


背中を隼人くんの温かい手がゆっくりと往復する。
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