恋ってよんでもいいですか?
「で、どこまで覚えてんの?」


髪を拭きながら平然と問う隼人くん


「えっと、泊まってって言われたところまでは…


あっ、どうして隼人くんの部屋にいるのかはちょっと…」


そう、私は合コンに行って飲みまくってなぜだか隼人くんの部屋にいる。


「じゃ、俺の禁煙宣言は?」


それは…よーく覚えてる。


たとえ今、冗談だと言われても、


怒ったり、がっかりしたりしない。


あの瞬間は嬉しかったから。


私のための禁煙宣言


あ…でもどうして私なんかの為に禁煙するのかは、まだ聞いていない。


< 19 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop