恋ってよんでもいいですか?
「わこちゃん!何かあった?」


私の頭上から、心配気な隼人くんの声が届く。


隼人くんの温もりに


声に


香りに


私の不安が少しづつ溶けて行く。



さあ、私の決意を伝えよう。



一つ深呼吸して



「私、春樹くんとさくらさんに会うから!」



ゆっくりと顔を上げて、真っ直ぐに隼人くんの瞳を見つめた。
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