恋ってよんでもいいですか?
春樹くんの腕から軽々とユウトくんを抱きあげた隼人くんは


「じゃあ」と手を上げて部屋を出て行った。


ユウトくんは泣くこともなくご機嫌に抱かれていて


隼人くんにとても懐いているように見えた。



バタンと閉められたドアの扉


私と春樹くん、2人だけのこの空間


私は隼人くんの後姿を見やったまま緊張で動けなかった。


そんな私に春樹くんが明るく言う。


「わこ、話そうか?」


「あ、う、うん」


私が緊張して、焦ってるの、春樹くんにはまるわかりだよね。


私は大きく深呼吸をした。

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