恋ってよんでもいいですか?
「いや、マジで、緊張する。


何か飲み物持ってくるから座ってて」


春樹くんは私が見たことのない表情をしてキッチンへ入って行った。


春樹くんの言葉通り


春樹くんも緊張しているんだと、信じられないけれど、そうなのだと思った。



私はソファーに浅く座って春樹くんを待った。


「ゴメン、今これしかなくてさ。


さくら達、帰ったらワインでもあけような」


そう言いながら春樹くんは小さな紙パックのオレンジジュースを私に差し出した。


私は思わず笑ってしまった。
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