恋ってよんでもいいですか?
「さくらか…わこ、会ったことあるんだよな?」


「うん、私、逃げたんだ。


あの時はまだ、春樹くんの彼女としてしかさくらさんのこと知らなくて


隼人くんと兄妹って知ってびっくりしちゃって


失礼なことしたから」


「ん。大丈夫だよ、さくらは。


昨日、隼人から電話もらって全部話した。


隼人とわこのこと。


俺とわこのこと」



「え?ぜんぶ?」


「ん。全部」


春樹くんが私の目を真っ直ぐに見つめて頷いた。
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