恋ってよんでもいいですか?
彼女のしるし
目が覚めたのはカーテンの隙間がほんのりと明るくなっている頃。


眠りについた時と同じ体勢のまま


耳元に隼人くんの寝息


首に逞しい腕


背中に安定した規則正しい鼓動


腹部に温かい大きな手


守られてる、とか、大事にされてる、とか思う瞬間ってこんな瞬間なんだと、初めて知った。


ずっとずっとこのままでいたい


そんな想いを抱きしめてまた目を閉じた。



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