恋ってよんでもいいですか？

あんなに悩んだ状況は隼人くんが先にベッドから出たことによって解決された。


隼人くんは恥ずかしがる様子もなく、むしろ私の方がその後ろ姿をみて恥ずかしくなるくらいで。


慌てることもなく、いたって普通にシャワーを浴びにバスルームーへ行ってしまった。


だから私はその間にリビングに行って昨日脱いだ服を回収しようと、ベッドから出て床に足をつけた瞬間、そこに昨日私が着ていた服と隼人くんのものと思われるＴシャツが置かれていることに気づいた。


それは、隼人くんが置いてくれたもので、多分、昨日私が着ていた服じゃなくて、隼人くんが用意してくれたそのＴシャツを着ていいってこと…だよね？


もし違ったらどうしよう、って思いながらも、そのＴシャツを着てドキドキしながら隼人くんを待った。