恋ってよんでもいいですか?
覚悟
走り疲れてもどこにもたどりつけない私は、あてもなくトボトボと歩いていた。


太陽が私をいじめるみたいに照りつける。


でもどうせならジリジリと照りつけるその熱でいっそ、溶かして欲しいとさえ思った。


溶けてなくなればいいのに。



私なんか。



照りつける太陽の光を見上げると、そこに導かれるように気が遠くなった。


くらくらして


ゆらゆらして


ふわふわして


気持ちがいい。


居るべき場所にいるみたいな感じで


薄れる意識の中でみたものは、




大好きな隼人くんの顔だった。

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