恋ってよんでもいいですか?
ベッドから起き上がろうと、少し頭を上げる。


頭痛が酷い。


でも、隼人くんの顔が見たい一心でガンガンと痛みで響く頭を持ち上げてどうにか起き上がった。


這うようにして、重い身体を動かし隼人くんの部屋のドアに手をかけようとした時、タイミングよくドアノブが回った。


「わこちゃん!」


隼人くんが床に這う私を抱き起こし、ベッドに横たえる。


「まだ、頭痛いんじゃない?」


心配そうな顔をして私の手を握った。











< 81 / 257 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop