恋ってよんでもいいですか?
「あ、もう大丈夫?」


隼人くんが、スーパーの袋を提げて帰ってきた。


「うん。ゴメンネ。。。。」


「今日は、素麺でいい?」


私は、頷いて、やっぱり避けては通れないことを問うことにした。


隼人くんから話されるより、私から話した方がいい気がしたから。


「あの、さくらさんは?」


一瞬、強張ったように見えた隼人くんの顔はすぐに緩んだ。


「ああ、友達の家に行ってる。今夜は泊まってくるって…」


「私、失礼なことして…」

「わこちゃん、俺、後で話あるんだ…」


声が重なった。


でも…はっきりと隼人くんの言葉が聞こえて


理解して


覚悟を決めた。

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