10年目の告白
翌日再び大丸へ行った。
彼女の周りに人がいなくなるのを待って近付いた。
「昨日はごめんなさい」
「なんですか?また嫌がらせに来たんですか?」
「いや昨日のことを謝ろうと思って。友達にえりちゃんっているでしょ?」
「誰ですか?それ。そんな友達いません」
「うそ?そうそう、実家でミッキーっていうダックス飼ってるよね?」
「誰かと間違ってませんか?犬なんか飼ってません」
あっそういえばえりちゃんと出会ったのもミッキー飼ったのも二十歳の頃って言ってたっけ。しまった。
「誰かと間違ってるんでしょ。もう来ないでください」
昨日の店員が気付いてやってくる。
「いや人違いじゃないんだよ。話してもうまく伝わらないのは仕方ないよね。手紙書いてきたんだ。時間があるときに読んでくれない?もうキミから連絡くるまで来ないから」
俺は彼女の手に無理矢理手紙を握らせ走り去った。
彼女の周りに人がいなくなるのを待って近付いた。
「昨日はごめんなさい」
「なんですか?また嫌がらせに来たんですか?」
「いや昨日のことを謝ろうと思って。友達にえりちゃんっているでしょ?」
「誰ですか?それ。そんな友達いません」
「うそ?そうそう、実家でミッキーっていうダックス飼ってるよね?」
「誰かと間違ってませんか?犬なんか飼ってません」
あっそういえばえりちゃんと出会ったのもミッキー飼ったのも二十歳の頃って言ってたっけ。しまった。
「誰かと間違ってるんでしょ。もう来ないでください」
昨日の店員が気付いてやってくる。
「いや人違いじゃないんだよ。話してもうまく伝わらないのは仕方ないよね。手紙書いてきたんだ。時間があるときに読んでくれない?もうキミから連絡くるまで来ないから」
俺は彼女の手に無理矢理手紙を握らせ走り去った。