夢ごこち
その瞬間、あたしは

りょうくんにギュッと

抱きしめられた。



ドキドキした。

りょうくんの腕の中は

あたたかかった。



「そうだ!」



突然、りょうくんは

大きな声を出し

あたしを見た。



りょうくんに見つめられ

りょうくんのまっすぐな

瞳から目が離せなかった。



「俺ら連絡先知らないじゃん。」

「あっ!笑」

「じゃぁ、交換ってことで!」



「よし!じゃぁな!」



りょうくんはあたしの頭を

クシャクシャと撫でて

帰って行った。


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