夢ごこち
「おはようございまーす。」
挨拶をしてコンビニの
ロッカーに向かった。
「あっ。ゆなおはよー。」
「おはよ。あのね、みな。
あたし、りょうと付き合う
ことになったの。」
「知ってる♪」
「えっ……。」
「じゅんから聞いた。
りょうくん、昨日ゆなと
別れた後にじゅんに電話
してきたみたい。」
「そっか。」
「でも…、言ってくれて
ありがとう。ゆなから
聞けて良かった。」
「みな…、あたし、
みなの親友になれるかな?」
「…なにいってんの?
みなは今までも、ゆなは
親友だと思ってたよ。
これからも、それは
変わらないよ!」
「………………、
あっ…ありがとう。泣」
あたしには、今まで親友と
呼べる友達がいなかった。