夢ごこち
「あれっ?ゆなは?」
「ゆなちゃんなら、さっき
ゆうやと出てったよ。」
みなは店を飛び出した。
「やっ…やめて!」
「いいじゃん、行こうよ。」
あたしはホテルに連れ
こまれそうになっていた。
「嫌!離して!」
「いいから早くこいよ!」
バシッ……
「ゆなを離して!」
「みっ…みな!」
「チッ!」
男は去って行った。
「みな…、ありがとう。」
「ゆな、ごめんね。
みなが誘ったから…。」
「ううん。
気にしないで。」
この時から、みなに対する
見方が変わった。