マイティガード
ワン・エモーション
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三日目の朝。
アネリは珍しく、午前9時という遅めの起床をした。
ここ二、三日の心労のせいもあるが、理由はもうひとつあった。
いつもなら7時を過ぎた時点で起こしてくれるパーシバルが、今日はぐったりと椅子にもたれていたのだ。
「…ねえパーシバル、どうかしたの…?」
目覚めた直後にそんな姿を見てしまい、アネリは戸惑い気味に声をかける。
パーシバルはぐったりしたまま、
「…おはようございます。
時間通りにお声をかけず、申し訳ございません…。」
やはり気迫のない声で、すまなそうに謝るのだった。
顔色は変わらない。
だが体に力が入らないようだ。