マイティガード
「………でっ、ですが私がいない間、お嬢様にもしものことがあったら…、」
「ならその間警護をつけてもらうか、トレイシー警部のところにいるわ。」
「…お嬢様の髪を誰がお結いすれば…、」
「大丈夫、自分でやる。」
「…お嬢様、夜中はお一人で…寂しくはありませんか…?」
パーシバルは今にも泣き出しそうだ。
アネリはなるべく不安を感じ取られないよう気をつけながら…、
精一杯の笑顔を見せる。
「あたし、もう13歳よ。一人で寝れる。心配しないで。」