マイティガード
ブラック・アウト
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時は、四日目を迎えた。
三人の、医師含む使用人を立て続けに亡くしたことにより、館内は一層重苦しい空気に包まれてしまっていた。
外出も禁止されているのだ。
慣れているアネリはともかく、慣れない使用人達にとっては軟禁状態。
それほどストレスも溜まっていた。
そんな中、さほどストレスを感じていない使用人が館内に二人だけいる。
一人は当然のようにパーシバル。
そしてもう一人は、
「紅茶とお菓子をどうぞ、アネリお嬢様…。」
「………ありがとバネッサ。」
今までずっとこっそり警察に協力し、監視室に長居していたバネッサだ。
もちろんアネリはそれを知らない。
バネッサが頑なに秘密を貫き通すからだ。