マイティガード



だがそれを、


神様は許したがらない。




――ババババババッ!!



突然、部屋の窓が粉々に割れ、同時に無数の雨のようなものが外から降り懸かってきた。



「お嬢様っ……!!!」

雨と彼と、どちらが速かっただろう。
咄嗟にパーシバルが、目にも止まらぬスピードでアネリに覆いかぶさった。


その直後、


「―――ッ!!」


パーシバルの背中に無数の雨が降り注ぐ。


だがそれは水でできた“雨”ではなかった。

無数の、―――“銃弾”だ。


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