マイティガード
「……アネリさんっ!!
ここは危険です!バネッサさんもっ!!
安全な場所へ早く…っ!!」
マドック刑事が叫びながら、パーシバルの下にいたアネリを救い出す。
幸いパーシバルは両膝と両肘を立てていたため、アネリがその下敷きになることはなかった。
伏せていたバネッサも促され、部屋の外へ避難する。
「お嬢様、わたくしにぴったりと寄ってくださいまし。」
バネッサがアネリの肩を抱き寄せる。
「……………。」
その肩は、微かに震えていた…。