マイティガード
ソール・エターナル


+ + +


奇襲から10分と経たないうちに、警官隊は速やかに別荘外部へ進撃していった。

目指すは銃撃のあった方角。
その近くにまだ犯人がいると予測して。



アネリとバネッサはマドック刑事に連れられるまま、物置として使われている部屋に避難した。

ここなら障害物も多く、また攻められても攻撃を防げるだろうと考えたのだ。



「………はぁ、はぁ…。
…館の外は警官隊が包囲しています。犯人も中へ入って来れません。

ここは安全ですよ、アネリさん。バネッサさん。」


ドアを閉め、念のため手近なところにあった火掻き棒でドアノブが動かないよう固定する。



安全と分かるとマドック刑事が一番安心したように、その場に座り込んでしまった。


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