マイティガード


アネリが落下すると同時だった。

パーシバルは反射的に自分もベンチを蹴り、アネリと同じ方向へ落下していく。


空中で、


「っ……!」


アネリの体をしっかりと抱きしめ、

ぐるんと自分の体を一回転させ、見事地面に着地を果たす。



「ほら、言った通りでございましょう?お嬢様。」


腕の中で目をぱちくりさせるアネリに向かって、パーシバルは嬉しそうに笑いかけた。


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