マイティガード
ラブ・レター
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一週間取った休暇の2日目を迎えた。
また浴槽に毒が塗られていたらいろいろと面倒なため、念のためこの日の朝の入浴はやめることにした。
起床したアネリはテキパキと身なりを整える。
今日の服はストライプの洒落たワンピースだが、髪型はやはり三つ編み。
しかし、アネリが自分で編むと予想以上に雑になってしまう。
「パ、」
諦めてパーシバルを呼ぼうと口を開きかけるが、
「…あ、そっか。手当てしてるんだったわ。」
怪我の治療のため彼は、別荘内に備え付けてある医務室にいる。
救急車で搬送され入院しても何らおかしくない傷なのに、彼にとっては小さな擦り傷と同じらしい。
たった一晩医務室にこもるだけで回復してしまうのだ。