危険なスキ ~不良くんのお気に入り~


気が付けば周りは昨日の男子達が取り巻き、その他のクラスメイトはこそこそとこちらを見ている。


「『お早う』か。悪くないな」

西園寺くんがそう言って笑うと、周りの男子が『熱いねー』とからかってきた。

私は恥ずかしい気持ちと嫌な気分でうつ向く。

「ん?もしかしてコイツらが周りに居るから嫌なのか?また卑怯とか言いそうだな」

そう言うと、彼は周りを囲む男子に『散れよ』と命令する。



 
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