危険なスキ ~不良くんのお気に入り~
気持ちが知りたくて


 次の日はいつも通りの月曜日。

久々に西園寺くんが迎えに来て、前みたいに賑やかな人達に囲まれて学校へ行った。



「遥ちゃん、おはよー」

「お早う!」

クラスメイトに声をかけて、自分の席につく。

いつも通りの朝の教室、朝の風景。

近くを見ると、嘉川くんと話す西園寺くんの姿がある。



何気ない風景が、何だか愛しく思えて仕方がない。

その後も、1日は何事もなく過ぎて―――



 
< 199 / 251 >

この作品をシェア

pagetop