危険なスキ ~不良くんのお気に入り~
気持ちが知りたくて
次の日はいつも通りの月曜日。
久々に西園寺くんが迎えに来て、前みたいに賑やかな人達に囲まれて学校へ行った。
「遥ちゃん、おはよー」
「お早う!」
クラスメイトに声をかけて、自分の席につく。
いつも通りの朝の教室、朝の風景。
近くを見ると、嘉川くんと話す西園寺くんの姿がある。
何気ない風景が、何だか愛しく思えて仕方がない。
その後も、1日は何事もなく過ぎて―――