キミの隣で想うコト
しばらくテレビの前でごろごろしていた。
なんだか、頭が重たいような…。
「杏奈顔赤いよ?」
食器を洗い終えた千明が私のほうに来てそう言う。
「…へ?」
そう言われて、ほっぺに手をあててみる。
う~ん…なんだか熱い。
「あんた、もしかして熱ある?」
「えーそれはないしょ。」
「杏奈ちゃんと髪乾かしてきた??」
「一応さっと乾かしたよ?」
「さっとじゃダメでしょー。」
またまた呆れ顔の千明。
「だって、すぐ来たかったし。」
「ちょっと、熱計ってみ?」
はぃ、と体温計を渡された。私は仕方なく、熱を計ってみる。