キミの隣で想うコト
「あれ…知哉じゃん。」

「本当だね。何走ってんだか。」


うちらはその場に立ち止まり、知哉が追いつくのを待った。



「お前ら、もっと早く気付いてよ…。はぁ…はぁ。」完全に息があがっている。

「ごめんごめん。でもかなり遠かったしょ~。」

「まぁそうだけどよ。」

「で、何か用ありました?」

「杏奈、なんか冷たい言い方だな。」

「いつもこんなんですー。」

「まぁいいけどよ。いやさぁ、連絡するつもりだったんだけど。たまたまお前らが見えたから、直接言ったほうが早そうだなって思って。」

「何を?」

「今日の夜、バーベキューしないかっていう話。」

「はぁ?今日?随分いきなりだね。」


「いや~なんか皆予定なかなか合わんで、今日ならいいかもっていきなり決まったんだわ。」

「どんなメンバーなわけ?うちらがいて大丈夫なの?」千明が質問を投げかける。

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