キミの隣で想うコト

テーブルを囲んで４人。



｢で……二人は誰？｣

知哉の横に座る二人を見る。明らかに知っている顔じゃない。

｢大学の友達。俺と同じ学科の。｣

｢ふ～ん。あっどうも。｣
軽く会釈をしてみる。

｢どうも。｣
一人がちょっと照れた様子で返事をしてくれた。

｢知哉と同じ学科の隼人って言います。今日ノリでついてきちゃったけど、大丈夫だったかな？｣


私の風邪ひいた様子を心配そうに聞いてくる。

｢大丈夫だよー。なんか急に熱出てきちゃっただけ。｣

｢なんかごめんな～。｣
知哉が申し訳なさそうに言ってくる。

｢何が？全然大丈夫って言ってるしょ。｣

｢いや～そんな具合悪い姿のときに、友達連れてきちゃって。｣
なんだか笑いを含んだ言い方だった。


｢なんかバカにしてる～？｣

｢もぉ～｣
私はおもいっきり頬を膨らましてやった。