キミの隣で想うコト
「よし、着いたぞ~。こっからちょっと歩くぞ。」

「そうなの~?」不満げな声をあげる。

「はい、文句は言わない。行くよ。」
そう言って、当たり前のように私に手を差し出す。

「うん…。」
断る理由も見当たらず、私もその手に自分の手を預けた。


バーは、歩いてすぐの地下にあった。
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