キミの隣で想うコト
コンビニが見えてきた。

よし、メール入れとこう。

ポケットからケータイを取り出し一言打つ。
=もう着く=


「これでよしっと。」

コンビニの中に入ろうとした時、後ろから声を掛けられた。

「杏奈っ!」

振り向くと駿と隼人。

「あれ、早いね。」

「そろそろかなぁって思って、もう外出てたから。」

「そか。」

「久しぶり!」隼人が少し照れ臭そうに言った。

「お~久しぶり!」

「いつの間に駿と仲良くなったわけ?」

「ん~いつの間にか。」

ねっと、同意を求めるように駿を見た。

「ん~よくわからん。」

「なにそれ~。」

「杏奈、また顔変になってる。」

「あっひどいっ!」

どうやらまた膨れた顔をしてしまったらしい。

「おいおい、仲良いの見せつけるなよ~。」
隼人がからかったように言う。

「何言ってんだよ。」


駿は機嫌悪そうな声で、小さくそう言った。

そんなに怒らなくても…。
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