キミの隣で想うコト
授業が終わり、いったん自分の家に帰る。
明日の服装を考え、シャワーを浴びて、自転車で千明の家へ。
これが私の決まった日々だ。
-ピンポーン-
「開いてるよ~。」
インターホン越しに千明の声が聞こえてくる。
「おっなんかいい匂い♪」
「杏奈が好きなだし巻き卵ですー♪」
「千明サイコー!」
千明の家に来ると、ほとんど千明がご飯を用意してくれる。
自分でもたまに料理はするが、料理好きの千明に任せることのほうが多い。
私は食べることが大好きで、本当に幸せを感じる。
千明は、私が凄く美味しそうに食べるから、つい作ってあげたくなると言っていた。
本当にありがたい。