キミの隣で想うコト
ご飯も食べ終わり、学食から出ていくのだろう。

千明が言った通り、知哉たちがこっち側に歩いてくる。


知哉も駿も、まだうちらに気付いていない。


だんだん近付く。


私はいつ気付くかなぁと思いながら見ている…。


あとちょっと…。

あと…。



あれ?

話してて気付いてない?




もぉ~


「しゅんちゃんっ!」

私は気付かない二人に黙っていられず、後ろ姿に向かって大声をあげた。


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