キミの隣で想うコト
えっなに?
という顔で、駿も知哉も、一緒にいる他の友達も振り返る。


「あ、杏奈じゃん!ってか千明も。」
知哉がやっと気付く。

「知哉、駿、うちら先教室行っとくよ?」
一緒にいるうちの、一人の女の子がそう言った。

「ああ。わりぃな。」
そう言って、他の人たちは歩いていき、二人はやっとこっちに向かってきた。


「お前、声でかすぎ。」

「気付かない二人が悪いんですぅー。ねっ、千明?」
千明は思わず苦笑い。
とゆうか、やっぱりいつもより元気がない。

知哉は、その原因が自分だって気付いているんだろうか。
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