キミの隣で想うコト
「…それより、"しゅんちゃん"ってなんだよ?なぁ、駿?」
笑いを含んで、駿に問い掛けるように聞く。


「…ありえん。」
小さな声でボソッと言った。

「駿、何がありえないの?」

「何がって…、なんだあの呼び方は。」


意外と…怒ってる?


「しょうがないでしょ、駿って呼んでも気付いてくれなかったんだもん。ってか、しゅんちゃんって呼び方ダメ?可愛いと思うんだけどなぁー♪」


「確かに…可愛いぞ、駿♪」
なぜか知哉まで便乗してくれた。
どうやら、面白がってるみたいだ。


「…却下。」

一言で片付けられてしまった。
< 74 / 102 >

この作品をシェア

pagetop