キミの隣で想うコト
夜。

私は電話を待っていた。



今日はバイトがあって千明の家には行かない日だったので、帰ってきても一人。

だから、あらかじめ駿にメールでお願いしてみたのだ。電話しようと。


駿は0時までバイトなので、私は電話が来るのを待って、今、テレビを観ながらソファに横になっている。


「まだかなぁ…。」

時刻は0時半になろうとしていた。


不思議と、一人でも、約束した電話を待っていると、あまり淋しくない。

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