キミの隣で想うコト
電話が鳴ったのは、1時をまわってからだった。


~♪
私は、うっかりソファで寝かけていて、着信音に思わずびっくりして飛び起きる。


「あっはい。」

「あっもしもし?」

「もしもし。」

「杏奈?俺だけど。起きてた?」

「あっうん、起きてたよ!」
本当は寝かけていたけど…まぁ起きれたから問題ナシ。

「遅くなってごめんな。バイト長引いた。」

「ううん、全然いいよ。むしろ、バイト終わりで疲れてるのに、無理言ってごめんね。」

「そんなんいいよ。俺、いつも寝るの結構遅いし、杏奈は気にしなくていいよ。」

「そう…?」

「うん。」

「ならよかったぁ。」

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