キミの隣で想うコト
「駿ちゃんと同じ学科の子なの…?」
私の質問はしつこくまだ続く。

「ああ、そうだよ。」
駿ちゃんも、しつこさに観念したのか、普通に答えてくれる。

「そうなんだぁ。あっ、前学食でいた子たちの中にいたりする?」

「えーっと…多分いなかったはず。」

「なんだ~。」

「もう、いいだろ?」

そんな問い掛けは無視して、私はさらに聞く。
「で、名前なんて言うの?」

「はっ?結局そこまで聞くのかよ。」

「当たり前じゃんっ!」

「だから、言ってもどうせ分からないだろ。」

「なら、言っちゃってもいいじゃん。」

「はぁ。お前には口じゃ勝てない気がするわ…。」

「そうそう、無駄な抵抗は効かないよ~ん。」私は勝ち誇ったように、そう言った。

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