あなたに届きますように…。上
“別れよう、のん達が知っとるのが嫌だ”

卓からのたった一言のメッセージだった。

私は少し足早に駐輪場に向かい自転車を押す。

のんとしーちゃんには笑顔で

「卓が別れようってー」3人で一緒に

坂を降りながら、ま○きに向かった

ま○きに自転車をとめて卓からの手紙をのんとしーちゃんに見せた

二人は心配そうに「大丈夫?」って言ってくれた

私は精一杯笑顔を作って

「大丈夫、大丈夫。最初から遊びやったし

逆に嬉しいよ?」って笑いながら言った

でものんとしーちゃんは気づいてた

だから「本気になったんやないん?」

「泣いていいんよ?我慢せんでいいんよ」

二人の言葉に涙が頬を伝った

いつの間にか卓の事まぢで好きになってた

このままだと後悔すると思った私は卓に手紙を書いた。
< 44 / 102 >

この作品をシェア

pagetop