闇の華
バスに乗って約40分




「ここで降りるよ」




「ねぇどこ行くの?」




「海が見えるところ」




「なんで?」





「俺、星も好きだけど海も好きなんだ。何でも包んでくれる感じがいいね」




「そっか。早くいきたい」






「なんで?」




「悠二の心に近づける気がするから」





「大丈夫。もう近づけてるから」





絶対かお赤い





「じゃぁ降りよっか」




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