スピン☆オフ
闇討ち
この先どうしていいか?


疲れきった足を引きずるように、ホテルに戻ってきた。


ホテルは追い出される気配はない。


いつもと変わらない雰囲気。


フロントで鍵を受け取る時も、ホテルの人はいつもと変わらない笑顔だし。


住む所は失われずに済んだ。


それには少し安心。


部屋に戻ってベットに飛び込むと、昼間の疲れが鉛のように体を襲ってくる。


今日は、動くことも出来ない。


次の日、目が覚めたのは昼過ぎ。


気だるく重たい体を起こすと、一気に空腹が襲ってきた。


まるで冬眠から覚めた熊。


ベッドから降りる気にもなれず、枕元の電話を取りルームサービスを頼んだ。


ルームサービスが届くまで30分。


2度寝体制に入ってる。


眠いはずなのに、お腹が空き過ぎて眠れない。


ゴロゴロとベッドの中を何往復もしていて。



ピンポ~ン…



ルームサービスだ。

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